みんなのうた 12月の再放送曲(その2)
みんなのうた(再放送曲)2016年12月~2017年1月の放送曲紹介です。「今日~人類がはじめて~木星についたよぉ~(ついたー!)」の バンド・たまが登場!メンバーの知久寿焼さんは、おかあさんといっしょ月歌「ゆきだるまのルー」とコラボした『ゆきだるまかぞく(みんなのうた)』の作曲者としても有名です。ちょっと古いですが『ハオハオ(おかあさんといっしょ)』もこの方が作曲しています。
そして2011年の「みんなのうた発掘プロジェクト」で映像が見つかりCD、レコード化もされていない『シンドバットの船』は超貴重です。是非ご覧ください。
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『そんなぼくがすき』
うた:たま
映像:大須賀理恵(イラスト)、吉良敬三(アニメ)
『そんなぼくがすき」は、不思議なテイストの作品です。独特の音楽性で人気を集めたバンド・たまの、ボーカル、ギター、ハーモニカをつとめた知久寿焼さんが作詞、うたと作曲はバンドの たま。
「腕時計ふたつ買って 右手と左手で 待ちあわせて遊ぶ」
「ネクタイの生えた花壇の前のベンチで待ってるよ」
「時計をふたつもしてるんだから遅刻はなるべくしないでね」
知久さんは、この曲を作った当時「たったひとりであそんでいる そういうかなしい人が好きです」というコメントを残しており、まさしく歌詞にあらわれています。
この曲、昔はシングルのみで入手困難でしたが、いまは『たまセレクション』に収録されており、入手可能となっています。(今はどちらもAmazonでは中古のみの販売です)
『スノウドロップ』
うた:林 明日香
映像:asami-SORA(アニメ)
うた・作詞・作曲を手がけるのは林明日香さん。2004年12月に放送された当時、林さんは15歳でした。圧倒的な歌唱力で世間の注目を集めたシンガーソングライターの林明日香さんが歌いかける『スノウドロップ』。家族の中で起こった出来事をもとに、「抱きしめて 微笑んで」と切ない思いや、十代の等身大の『家族への思い』を誠実に表現しています。
映像は自身の世界観を日本画風アニメで表現し、注目を集めている映像作asami-SORAさんが手がけます。
『にが虫おじさん』
うた:子門正人
映像:尾崎真吾(アニメ)
いつも機嫌の悪そうな顔をしながら怖い飼い犬を連れて散歩に行く事から、少年たちに「にが虫おじさん」と呼ばれる人の様子を歌った楽曲です。
飼っている犬が車にひかれて死んでしまったために泣いたので、実は「寂しがり屋」という一面を見せ、見かけと異なる人間の姿を見て子どもは成長していく様を表現しています。歌うのは、子門真人さん。初の『みんなのうた』出演作。映像はこの曲が6作目になる尾崎真吾さん。
『シンドバッドの船』
歌:大塚博堂
映像:実写
大塚博堂が歌う「シンドバッドの船」。作詞・作曲は、高橋正平さん。
「シンドバッドの 見つけた島を訪れ(中略)しあわせ見つけたい」という歌詞には少年時代の憧れが表現されていて、昔の航海のように人生という大きな海の荒波をいくつも乗り越え、たくましく生きようといった内容の歌です。
2011年から始まった「みんなのうた発掘プロジェクト」で映像が見つかり、2012年3月放送の『みんなのうた発掘スペシャル』で約35年ぶりに再放送された貴重すぎる曲です。いまもCD、レコード化されていません。必見です。
みんなのうた10月・11月新曲です