『みんなのうた』新曲「父さんの汽笛」が放送!
NHKで放送中の『みんなのうた』2018年4月~5月の新曲「父さんの汽笛」が放送です。
この楽曲を提供したのは さかいゆうさん。
きっかけは、実家で発見した小学校4年生のときの日記。
漁師をされていた為にあまり出会えなかったお父さんへの思いが綴られていました。
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面と向かって「ありがとう」と言えない思い
ゴツくて魚臭くて真っ黒な手のひらで
ぼくの頭を力まかせになでてくる
月末の夕食はいつも侘しいのに
うちには貯金が一億あると言い張っている
船をだしてゆく時に 背中から「迷わず進めと」聞こえる
この曲は、カツオの漁師をされていた さかいさんのお父さんがモデルとして制作されています。
大きな船で何日も船舶が続く漁だった為、さかいさんは春と秋にしかお父さんと会っている時の記憶しかなかったそうです。
当時、お父さんに面と向かって「ありがとう」と言えなかったリアルな思いや感謝の言葉がつまった 多くの人が共感できる1曲です。
放送時間の都合上、省略されていますが、
「僕の父さん 実はよう知らん」
「年に一回帰るとしても あと何回会えるだろう」
「父さんのこの笑顔 ずっと見ていたくて」
と、お父さんに言いたくても言えなかった思いも歌詞として表現されています。
さかいゆうさん初登場
新曲「父さんの汽笛」を制作されたのは さかいゆうさん。
さかいさんは高校卒業後、18歳の時に突如音楽に目覚め、20歳で上京。22歳の時、単身でLAに渡り、独学でピアノを始めます。
ソウル、R&B、JAZZ、ゴスペルなど幅広いバックグラウンドをポップスへと変化させるオリジナリティあふれるサウンドが魅力のシンガーソングライターです。
自身の活動と共に様々なアーティストへの楽曲提供もおこなっています。
楽曲を制作するにあたり、汽笛っぽく聴こえるホーンや、海鳥の鳴き声に聴こえるギターなど、歌詞に出てくる情景が音から浮かんでくるようなアレンジにこだわられたそうです。
映像は『みんなのうた』ではお馴染み南家こうじさん。「おじいちゃんちへいこう」「はる なつ」や「ふゆっていいな(おかあさんといっしょ)」など多くの映像を手掛けておられます。
さかいさん、南家さんのコンビで制作された「父さんの汽笛」。ぜひお聴きください!
父さんの汽笛
うた、作詞、作曲:さかいゆう
映像アニメ:南家こうじ